副業でハンドメイド販売をしてみたいけど、
- 何を作れば良いかわからない
- 趣味で作ったものがそんな簡単に売れるはずがない
- 個人で販売ってなんだか難しそう
という方は意外と多いと思います。
結論から言うと、実際にハンドメイド販売を始めて売り上げが発生すると、始めてもいないのに何を悩んでいたんだろうと思うことでしょう。
自分も4年間作品を作り続け、5年目で販売することを決めたのですが、もっと早く始めておけば良かったと思っています。
どうせハンドメイド販売をやるなら、すぐに売れたほうが良いですよね。
とはいえ、初めてハンドメイド販売に挑戦する方は何から始めたら良いのかわからないと思います。
ここでは、ハンドメイド販売に挑戦してみたい初心者さんが、最短で売り上げに繋げられるよう、現役販売者の視点で、遠回りしない始め方を解説していきます。
ハンドメイド販売の始め方

ハンドメイド販売は、化粧品・石鹸「化粧品製造販売業許可」、食品「食品衛生責任者」、古物(アンティーク等)を扱うには「古物商許可」など、一部のジャンルを除いて特別な資格は必要なく誰でも挑戦できます。
アクセサリーやレジン作家が流行りのジャンルですが、流行りを追って興味のないジャンルに手を出すと、後で必ず疲弊します。
まずは自分が得意なジャンルから始めていくのがお勧めです。
ハンドメイド販売ジャンルの決め方
作品を作ったことがない方は、まずは自分の趣味や仕事、学生時代に専攻していた学科や、普段の生活の中からヒントを探してみてください。
- 犬や猫を飼っている:洋服や餌の容器、おもちゃなど
- 子育て経験のあるママさん:子供服やスタイなどの布小物
- DIYが趣味:インテリア小物や雑貨
- イラストや絵が得意:絵画や絵本など

私は長年楽しんでいた釣りの経験から、木材を削って塗装したハンドメイドルアーを販売しています。

どこで販売するの?

ハンドメイド作品の販売は、個人売買や実店舗での委託販売などがありますが、それにはコネが必要なこともありますし、個人相手だと売り続けることが難しいため、基本的にネットショップを利用したインターネット販売がお勧め。
ネットショップを運営できるプラットフォームがお勧め
ネットショップ専門のプラットフォームを利用して、自分だけのショップを開設しましょう。
専門プラットフォームは、パソコンが苦手な人でもいくつかの項目を設定するだけで簡単にネットショップを開設することができます。
そのため、開設に時間をかけずに作品作りに集中できるというメリットがあります。
とはいえ、ハンドメイド販売を始めるにあたって、どのプラットフォームを選ぶかは悩みどころですよね。
サービスにはそれぞれ様々な特徴があるので、自分の作品や販売スタイルに合ったものを選ぶと良いですよ。

ネットショップサービスの利用料金
多くのプラットフォームは、基本的に開設時は無料で、売り上げが発生した場合のみ手数料が引かれるシステムが多いです。
材料費や梱包資材など、初期投資がかかるハンドメイド販売で、初期費用がかからないのはありがたいですよね。
とはいえ、売れたらそこから手数料が引かれるので、最初から手数料や材料、梱包費を含めて利益が出るよう計算して売価を決めることも忘れずに。

ネットショップサービスの動かし方
初心者でも簡単に開設できるサービス「BASE」を例にして、ネットショップの動かし方を解説します。
初期設定を行う
開設に必要な手続き個人情報などの登録が済めば、すぐにショップを開設できる状態になります。
10分程度で終わる作業です。
- ショップ名(屋号)
- ショップの説明(商品の紹介など)
- ショップのカテゴリー(ジャンル)
- SSL設定(自動で設定される)
- SNS設定(自身が運営しているSNSのアカウント名またはURLを入力)
- ショップの送料(後からAPPで設定できるので基本的に無視でOK)
- デフォルト税率(8or10%ジャンルによって税率が変わる)
- インボイス設定(法人のみ必要)
- 海外発送(対応しない場合はチェックを外す)
- 買い忘れ防止メール(デフォルトでOK )
ショップデザインを決める
初期設定が済んだらショップのデザインを設定します。
ショップデザインは、完成済みのデザインテーマがあるので、その中から気に入ったものを選んで設定すると自動でそのテーマのデザインに変えてくれます。
有料のデザインもありますが、最初は無料のもので十分です。
商品を登録
商品という項目から商品を登録します。
画像や価格、商品の説明などを書く欄があるので、それぞれ入力します。
宣伝を行う
ショップを開設して商品を登録しただけでは、誰にも見つけてもらえません。
SNSやブログ、YouTubeなど自分が運営しているメディアを中心に宣伝していきましょう。
売れない原因の多くは宣伝不足|ハンドメイド販売は集客がすべて
ハンドメイド販売で売れない人の多くは、作品の出来ではなく「集客不足」でつまずいています。
ハンドメイド販売を始めるとき、多くの人が勘違いしていることがあります。
それは
「ショップを作れば誰かが見つけて買ってくれる」
という考えです。
残念ですが、これはほとんどの場合起こりません。
ネットショップは、出店しただけでは無人の店と同じ状態です。
実店舗で例えるなら、人が住んでいない山の中にコンビニを作るようなものです。
実店舗なら道路さえあれば通りすがりのお客さんが入ってくることもありますが、ネットショップの場合は違います。
まずは
「ここにショップがあります」
ということを知ってもらう必要があります。
では、実際にどうやって宣伝すればいいのかを見ていきましょう。
宣伝はSNSを中心に行う
ハンドメイド販売の宣伝方法としては、主に以下のようなものがあります。
- X(旧Twitter)
- YouTube
- ブログ
すべてやる必要はありませんが、自分が使いやすいSNSを1つでも持っておくと強いです。
作品制作の様子や完成した作品の写真を投稿するだけでも、興味を持ってくれる人が少しずつ増えていきます。
ハンドメイド作品は、完成品だけでなく
- 制作過程
- こだわり
- 試行錯誤
などもコンテンツになります。
「作っている人」が見えると、作品にも興味を持ってもらいやすくなります。

私は販売前から発信していました
私の場合は、ハンドメイドルアーを販売する前から
- 釣りブログ
- YouTube
- SNS
で作品や釣果を発信していました。
特にブログは、SNSのように「見てもらえるタイミングを待つ」のではなく、お客さんの方から自分で探して見つけてくれるという強みがあります。
そのため、ネットショップを開設する前から
「販売はしないんですか?」
という問い合わせが何件かありました。
特別なことをしていたわけではなく、好きでやっていた発信が、そのまま宣伝になっていたという形です。
もちろん、最初からフォロワーが多い必要はありません。
10人でも20人でも、作品に興味を持ってくれる人がいれば、それは立派なスタートです。
最初の1個が売れると流れが変わる
ハンドメイド販売は、最初の1個が一番難しいと言われます。
でも、その1個が売れると
- レビューが付く
- 実績ができる
- ショップに信頼感が生まれる
といった変化が起きて、少しずつ売れやすくなっていきます。
だからこそ、ショップを作っただけで満足せず、
作品を知ってもらうための宣伝
をしっかり行うことが大切です。
難しく考える必要はありません。
まずは「自分はこんな作品を作っています」
と発信することから始めてみてください。
ネット販売における「特定商取引法」と住所非公開の考え方
オンラインで自作のアイテムを販売する際は、法律(特定商取引法)に定められた項目を明記することが不可欠です。
これには氏名や所在地、連絡先、さらに返品・交換のルールなどが含まれます。
購入者が「誰から買うのか」を明確にすることで、取引の透明性を高め、安心感を与えることがその大きな目的です。
住所を非公開にできる主なサービス
最近では、個人のプライバシーを守るために「住所の非公開設定」ができるプラットフォームが増えています。具体的には以下のサービスが代表的です。
これらのサービスでは、運営側の住所や電話番号を代理表示させる機能があり、消費者に自宅の情報を直接さらすことなく活動できます。
プラットフォームでの本人情報登録は必ず必要
ただし、これらはあくまで「ショップ画面上での表示」を伏せられるだけであり、プラットフォームへの正確な本人情報の登録は、どのサービスを利用する場合でも法律上避けられません。
通常は住所を出さずに活動できるので、プライバシーを守りつつショップ運営を楽しめます。
もし返品などで住所を共有する必要が出てきたとしても、それはお客様に最後まで責任を持って対応するための大切なステップ。誠実な対応を心がけていれば、過度に心配する必要はありません。
さらなるステップアップ:バーチャルオフィスの活用
もし将来的に法人化を見据えていたり、よりプロフェッショナルな基盤を整えたいと考えている場合、「バーチャルオフィス」などのサービスを利用するのも賢い選択です。
これを利用すれば、自宅以外の住所で登記を行ったり、ビジネス用の拠点として公開したりすることが可能になります。
プライバシーを強固に守りながら、ビジネスをより大きく成長させるための強力な味方になってくれるはずです。
利用料も1,000円以下と安く、経費で落とせるので、節税対策にもなりますよ。
ハンドメイド販売でやってはいけないこと
ハンドメイド販売でやってはいけないことは、以下の通りです。
- ブランドのロゴやキャラクター入りの商品(著作権・商標権の侵害)
- 著名人や芸能人の似顔絵やモチーフの販売
- 商用利用不可の素材を利用した作品
- 既製品に付属品を付けただけのものなど
- 他人の作品のコピー品
そのほか、古着やアンティーク家具などのリメイク品は、物によって古物商が必要になるケースがあります。
基本的に、自分の考えたデザインで作れば問題ないですが、アクセサリーはパーツなど他人と被りやすいため、判断が難しいところです。
丸パクリさえしなければ大きな問題にはなりませんが、あくまでグレーゾーンなので、ほかの作者さんから苦情が来た場合は、速やかに修正した方がトラブルになりにくいでしょう。
ハンドメイド副業のメリット
副業といえば、アフィリエイトやユーチューバーが良く知られていて、この文章を読んでくださっている方の中にも挑戦してみた方がいると思います。
アフィリエイトはブログなどに広告を掲載して、そこから発生した売り上げに対して数%の報酬をいただけるシステムです。
ハンドメイドとYouTube、アフィリエイトの具体的な収益額の違い
楽天アフィリエイト・Amazonアソシエイトなどが人気ですが、報酬単価は売り上げ額の僅か2~10%です。
1万円の商品が売れても、報酬は最高で1,000円です。
YouTubeで広告収入を得るには「登録者1000人・再生4000時間」という高い壁を越えなければなりません。これは、全チャンネルの上位1割ほどしか到達できない、いわば「選ばれた人」の世界です。
仮にその壁を越えても、再生され続けなければ収益は発生しません。動画一本を作る膨大な時間を考えると、最初は時給数円ということも珍しくないでしょう。
対してハンドメイドは、売れた瞬間からしっかりとした利益が手元に残ります。1万円の作品なら、材料費や手数料を引いても5,000円以上の現金が残る。この「一歩目の重み」の違いこそが、最大の魅力です。
副業の税金と保険
副業として始める場合に気になるのが「税金や保険の問題」です。
副業で得た収入には所得税や住民税がかかりますが、会社員として本業の会社で社会保険に加入している場合、副業でいくら稼いでも社会保険料が増えることはありません。
会社でたくさん残業をすればその分給料も増えて嬉しいと思うかもしれませんが、社会保険料は本業の給料を基準に決まるため、給料が増えれば社会保険料も比例して上がります。
一方で、副業でハンドメイド販売を始めたとしても、保険料の金額が増えることはありません。
所得税については、一定数(年間20万円)以上の収入がある人は、毎年確定申告を行って定められた額を納税する必要があります。
ですから、いずれは本業にできるくらいの夢を持つことは良いですが、まずは本業ありきで無理なく始めるのがベストだと言えます。
最短で売り上げを作るためのロードマップまとめ
- 得意ジャンルを決める
- 作品を作る
- ネットショップを開設する
- 商品を登録する
- SNSやブログで宣伝する
- 最初の1個を売る
- 改善しながら続ける
ハンドメイド販売は、特別な資格もいらず、今すぐ始められる副業です。
難しそうに見えますが、実際にやることはとてもシンプルです。
私自身も販売を始めるまでは不安でしたが、2024年12月にショップをオープンしてたったの二日で全商品完売したときには
「もっと早くやれば良かった」
と本気で思いました。
もし迷っているなら、準備ばかりせず、まず1作品出品してみてください。
そこからすべてが始まります。

