MENU

ハンドメイド作家のブログは「大人の自由研究」でいい

当ページのリンクには広告が含まれています。

「ハンドメイド作家って、ブログに何を書けばいいの?」

そう悩む方は、意外とたくさんいます。 作品の紹介ばかりだと宣伝っぽくなるし、かといって毎日の日常にそんな特別なドラマがあるわけでもない……。

私自身、趣味のブログから始めて15年以上、いろんなジャンルで発信を続けてきました。

詳細は私のプロフィールで紹介しています。

あわせて読みたい
Profile はじめまして。「道産子海老」です。 北海道在住、本業は調理師。 趣味で始めたブログとものづくりが、気が付けば私の「もう一つの人生」になっていました。 2009年ごろ...

そのおかげか、「何を書こう」と悩んだことはほとんどありません。

一般的に「作家のブログ」といえば、新作情報やイベント案内が定番ですよね。

でも、毎回求められる情報かと言ったらちょっと違う。

かといって、教科書のような技術解説ブログを作るのが正解かというと、それも違う。

私は、**「ハンドメイド作家のブログは、大人の自由研究でいい」**と考えています。

好きなことを試して、時には失敗して、新しい発見にワクワクする。 そのリアルなプロセスを楽しみながら記録していくんです。

完璧な解説書より、そんな「試行錯誤のプロセス」にこそ、作家さんの人柄や世界観がにじみ出るもの。そしてそれこそが、ファンが読みたいコンテンツになります。

ブログのネタに迷っている作家さんの、心が少しでも軽くなれば嬉しいです。良かったら、参考にしてみてくださいね。

目次

ハンドメイド作家のブログは「大人の自由研究」

夏休みの自由研究。

虫を観察したり、植物を育てたり、工作を作ったり。

「なんでだろう?」

「やってみたらどうなるんだろう?」

そんな小さな好奇心から始まった人も多いのではないでしょうか。

ハンドメイド作家のブログも、そんな疑問や研究結果を発信していくことで、お客様にとって魅力あるコンテンツに変わっていくものです。

保守的な考えが発信を難しくする

大人になると、何かを始める前に、つい結果を予想してしまいます。

「時間をかけるだけ無駄かもしれない。」

「お金にならないかもしれない。」

「失敗するくらいなら、最初からやめておこう。」

仕事でも、費用対効果や効率を考えるのが当たり前になっているので、知らず知らずのうちに保守的になってしまうものです。

失敗も成功も作家にとって大切なストーリー

でも、ハンドメイドを始めたきっかけって、案外そんな計算ではなく、「面白そうだからやってみよう」という純粋な好奇心だったりしませんか?

  • 新しい材料を試してみる
  • 違う色を組み合わせてみる
  • 形を少し変えてみる

そして、実際に使ってみて結果を確かめる。

私は、その過程そのものがブログのネタになると思っています。

ハンドメイド作品の宣伝ばかりでは読まれない

ブログを書くとなると、

  • 新作ができました
  • ショップに登録しました
  • イベント参加のお知らせ

という記事を書きたくなるかもしれません。

もちろん、それも必要です。

ハンドメイド作家のブログは広告ではない

「作家のブログ」といえば、新作情報やイベント案内が定番ですよね。でも、宣伝ばかりでは読者にとっては広告を見ているのと変わりません。

それよりも、

  • この材料を使ったら思った以上に良かった
  • 試作品を作ったけど失敗した
  • 思いつきで始めたら意外な発見があった

ブログは商品ページと違って、作家の生の言葉を文章として読めるので、作家の人柄を知ることができる貴重なツールでもあるんです。

それがベースとしてあってからこそ、初めて宣伝の効果が高まるのです。

作家のこだわりが誠実さを伝える

時には、梱包材のこだわりや発送方法など、お買い求めやすい価格にするための工夫をお伝えすることもあります。

あわせて読みたい
ハンドメイド販売の包装と梱包は凝った方がいい?シンプルでいい場合とこだわるべき場合 ハンドメイド販売を始めると、多くの人が悩むのが包装や梱包です。 せっかく買ってくれたのだから、できるだけ丁寧に包みたい。 少しでも喜んでもらえるように、おしゃ...

メーカーっぽい宣伝より、むしろそんな記事の方が人柄が伝わります。

お客様は、商品だけではなく、その向こうにいる作家にも興味を持っているものです。

ハンドメイド作家はある意味アーティストでもある

絵を描いたり音楽を作ることがアーティストと思われることが多いと思います。

ハンドメイド作家も、

  • 自分で考えたデザイン
  • 自分で選んだ素材
  • 覚えたテクニック

それを自分の体を使ってどう表現するか。

ハンドメイドも含めたクリエイティブな分野では、少なからずアート的な要素が含まれてると思っています。

ハンドメイド作品制作のノウハウを全部公開する必要はない

ここで、一つ大切にしている考え方があります。

それは、無理にノウハウやテクニックを公開しなくてもいいということです。

ブログを書いていると、「役立つ情報を書かなきゃ」と思うことがあります。

でも、お客様が求めているのは、必ずしも作品の作り方だけとは限りません。

役立つ情報って何?

「どうやって塗装しているんですか?」

「どんな工具を使っていますか?」

そんな質問を受けることもあります。

もちろん、答えられる範囲でお話しすることはあります。

人間国宝のような、誰にも真似できない高度なテクニックなら公開しても良いと思います。

しかし、長年試行錯誤して身につけた技術や工夫まで、すべて公開する必要はないと思っています。

技術は作家の大切な財産

ハンドメイド作品は、材料を買って組み立てれば完成するものではありません。

何度も失敗して、

何度も作り直して、

時間もお金も使って、

ようやくたどり着いた答えがあります。

それは作家にとって大切な財産です。

そして、インターネットは便利な反面、一度公開した情報は簡単に広まってしまいます。

善意で紹介した内容が、そのまま真似されることも珍しくありません。

特に、同じジャンルで活動している人が見ている可能性もあります。

だから私は、全部を公開することが親切とは限らないと思っています。

ブログで大切にしたい「どう作るか」より「なぜ作るか」

私が大事にしているのは、「どうやって作るか」ではなく、「なぜ、その作品を作ったのか」という部分です。

  • 新しいアイデアを思いついた理由
  • 試作品を作るまでの苦労
  • 実際に使ってみた感想
  • 完成するまでの失敗談
  • 開発秘話

そういった話は、誰かに技術を真似されたとしても失われる価値ではありません。

むしろ、その作家にしか書けない記事になります。

ハンドメイド作家のブログは世界観を伝える場所

私は、ハンドメイド作家のブログは技術書ではないと思っています。

  • 作品の背景
  • 作家が考えていること
  • 日々の挑戦
  • 小さな発見

そんな「大人の自由研究」を記録していく場所です。

その積み重ねが、「この作品、なんだか好き」から、「この人が作るものだから欲しい」へと変わっていくのではないでしょうか。

実は、私自身も「世界観を作らなきゃ」と思っていた時期がありました。

でも、自分が理想とする姿と、お客様が期待する姿には、意外と大きなズレがあることに気づきました。

その失敗談については別の記事で詳しく書いていますが、私は一度、「自分がやりたいこと」を優先しすぎて、お客様が求めているものを見失ってしまったことがあります。

あわせて読みたい
黒歴史から学ぶ、売れるハンドメイド作家のブランディング戦略。あの時、私は「感電」していた。 「どうかお願いです。この動画を探すことだけはしないでください。」 私がまだ、作家としての自分の「見せ方」に激しく迷走していた頃の話です。 当時、あろうことか私...

だからこそ今は、無理に自分を演じるのではなく、でも、「本来の自分はこうだ」とアピールすることもしない。

日々の発信を通して、お客様が感じてくれる印象を大切にしています。

世界観は、一人で作るものではありません。

作家とお客様が、少しずつ一緒に育てていくものなのだと思っています。

まとめ:ハンドメイド作家のブログは物語を発信する場所

ハンドメイド作家のブログで、無理に専門家になろうとする必要はありません。

難しい技術を解説したり、苦労して身につけたノウハウを全部公開したりする必要もありません。

  • 好奇心のままに試したこと。
  • 失敗したこと。
  • 成功したこと。
  • 作品に込めた思い。

そんな「大人の自由研究」を少しずつ積み重ねていけば十分です。

そして、覚えておいてほしいことがあります。

お客様が買いたいのは、作り方ではありません。

作家の技術を盗むことでもありません。

その作品が生まれた背景や、その作品を生み出した作家の世界観、「世界で一つしかない作品」が生まれた物語に魅力を感じてくれるのです。

ハンドメイド作家のブログは、お店のチラシではなく、大人になっても続ける自由研究ノート。

全部を見せる必要はありません。

自分だけの大切な研究は胸にしまいながら、今日の小さな発見を、楽しみながら綴っていけばいいのだと私は思っています。

ハンドメイド販売を学べる基礎講座はこちら




目次