ブログなんて好きに書いたら良い。
本来ブログのあるべき姿は、個人の日常などの自由な発信だと思います。
ですが、収益化を目的としたブログは、運営方法が全く異なり、集客と収益の二つを同時に狙っていく必要があります。
せっかく良い内容を書いていても、文章の書き方次第では誰にも読まれないものになってしまうため、テクニックよりもアフィリエイト記事の書き方の基本を学ぶのがとても大事です。
本記事では、ブログの収益化のための基礎中の基礎となる、月に5万円を稼ぐためのアフィリエイト記事の書き方について、詳しく解説していきます。
収益化を目的としたアフィリエイト記事の書き方
ブログの成功は主に検索エンジンからの集客に依存しており、特にGoogleの評価(SEO)が鍵を握っています。
SEO(検索エンジン最適化)は、Googleなどの検索エンジンが重視する有益な情報と信頼性を備えた記事を意識的に書く戦略であり、収益化ブログにおいて最も重要な要素となります。
超初心者向けのSEOに効果的な記事の書き方
ブログの収益化を目的とする記事は、SEOを意識することが重要です。
タイトルは主要キーワードを含めた興味を引くものにする
タイトルは、記事の根幹となる最も重要な部分です。効果的なタイトルを作成するためには、主要なキーワードを含めつつ、読者の興味を引く工夫が求められます。
本文は読みやすいように見出しを使用する
見出しとは、記事の中にある本文に対するサブタイトルのようなもので、小説の目次をイメージすると良いでしょう。
ワードプレスを使ったブログ記事では、H1(記事タイトル)H2(大見出し)H3~H4(小見出し)と種類の異なる見出しがあります。
-
- H2(大見出し)
- セクションやメインのトピックを示すのに使用します。
- ページ全体の大まかな構造や主要なテーマを表現します。
- H3(小見出し)
- H2の下に配置し、H2で示されたメインのセクション内でサブセクションを表現します。
- サブトピックや詳細な情報を提示します。
- H3の下にH4を配置することがあります。
- H4(小見出し):
- H3の下に配置し、より詳細なサブセクションや情報を示します。
- 情報の更なる階層を表現する際に使用されます。
- H2(大見出し)
使い分けのポイントは、階層が深くなるほど情報が具体的で詳細になるという原則です。これにより、読者はコンテンツの構造を理解しやすくなり、必要な情報に素早くアクセスできるようになります。
SEOを意識しすぎない
SEOを意識しすぎると、つい狙っているキーワードを多く入れすぎてしまいがちです。無理やり文章を繋げてしまうような不自然な流れは読者にとってストレスとなります。
しかし、狙いたいキーワードを複数入れることで、記事の中の情報が分散してしまうと、それだけターゲットが分散してしまうため、SEOの観点から見てもグーグルの評価が下がってしまうことがあります。
イメージとしては、1000人の人に向けた記事を書くのではなく、1000人の内の10人に向けて情報を提供する方がSEOに強く、結果的にアフィリエイト広告の成約率が上がりやすくなります。
記事のタイトルの決め方
記事のタイトルは最も重要な部分で、狙いたいキーワードを必ず入れるようにします。
SEO対策に効果的なタイトルの文字数は「30文字前後」と言われていますが、経験上、それ以下でもそれ以上でも上位表示は可能です。
しかし、Googleの検索結果では最大29文字までしか表示されないため、その「29文字」で、読む価値があるかどうかが決まってしまいます。
キーワードを含みつつ、読者を引き込む要素のあるタイトルを付けましょう。
記事全体の流れ
ブログ記事の全体の流れは、大まかに分けると以下ようになります。
- タイトル
- リード文
- 本文
- まとめ
1.タイトル
タイトルは、記事にどのような内容が書かれているかを示す役割で、タイトルを見ただけで読む価値があるかどうかが判断される最も大切な部分です。
2.リード文(前書き)
3.本文
タイトルに沿った内容の文章を書いていきます。タイトルに対しての詳細な情報や説明、具体例などを提供し、読者に価値を提供します。
最も文字数が多くなる部分なので、見出しを使って読者が読みやすいように工夫すると良いでしょう。
主に、アフィリエイト広告を設置するのはこの本文中が多く成果が出やすく、セールスライティングを添えて広告に誘導するのがセオリーです。
記事全体の流れ、リード文やまとめ文の内容によっては、本文以外の場所に設置しても効果が出る場合がありますし、同じ広告を複数設置するのも効果がある場合があります。
4.まとめ(あとがき)
記事の要点を振り返り、読者に残る印象を強化する最後の文章です。
本文で行った解説に対してのおさらいや、個人的な感想や経験談などは、あとがきとして書くと良いでしょう。
商品のセールスライティングの書き方
アフィリエイトで成果を上げるには、広告に誘導するセールスライティングがとても重要です。
具体的に、どんな内容の文章を書いていけば良いのかわからない方も多いと思います。
読者が抱える問題に共感し、商品やサービスがどのように役立つかを分かりやすく伝え、最後には具体的な行動を促すメッセージを含めましょう。
読者が知りたいのは自分が満足できるかどうか
これについては勘違いしている人が多いですが、読者が知りたいのは、商品の特徴やスペックではなく、実際に購入した後にどのくらい満足できるかです。
商品の特徴やスペックを知りたい人は、公式サイトや説明書を見ればわかります。
よって、補足として商品の特徴やスペックを紹介しつつ、実際に読者が購入した後どのように満足できるかを説明してあげることが、広告に誘導する効果的なセールスライティングです。
読者の感情を先読みする
記事を書く時は、どのような人に向ける記事なのか、対象者を明確にしておく必要があります。
読者が記事を読む動機や感情は様々ですから、特定の読者を想定した記事を作成するのが効果的です。
購入意欲の高い読者
- 困っている人
- 悩んでいる人
- 緊急性のある人
購入意欲が高い人は、課題や悩みを抱え、迅速な解決を求める人々です。
セールスライティングの具体例
スマホケースを例に挙げてみます。
【例文】
スマホの機種変更をしたら、皆さんが必ず行うこと、それはスマホケースの購入です。
丈夫で壊れにくいスマホケースで、日常の衝撃から大切なスマホを守りましょう!
【スマホケースを購入したい人の特徴】
- スマホの機種変更をした
- 使用していたスマホケースが破損した
- セールスライティングに感応された
商品を購入したい人に向けたセールスライティングを書く際には、その人たちのニーズや特徴に焦点を当てることが重要です。
メリットとデメリットの両方を書く
売りたいがために商品の良いところだけを発信するのは、逆に信頼性を失うことになります。
メリットを書くのはもちろんですが、デメリットも合わせて書いておく方が、読者にとって正確な情報と解釈されやすくなります。
補足として、デメリットであるリスクを回避する方法なども付け加えることで、デメリットが許容範囲内と判断されやすくなり、より成約率は上がるでしょう。
言葉選びの大切さ
個人のブログとはいえ、成約率を上げるには、正しい日本語で正しく伝えるスキルを身に付けたいものです。
専門用語の多用や、無駄に長い文章は、自己満足な情報の押し売りになってしまい、読者に優しくない文章になってしまいます。
特に、若者言葉と呼ばれる造語や、「ら抜き言葉」「さ入れ言葉」などは避けるべきです。場合によっては、ひらがな一文字だけで伝えたいことの意味が変わってしまうこともあります。
丁寧な言葉遣いというよりも、目上の人に対する時に使う敬語ではなく、ニュースなどで使われる言葉遣いを参考にすると良いでしょう。
1.例文
【修正後】
2.例文
【修正後】
3.例文
【修正後】
言葉を使い分ける大切さ
よく見かけるのは、「○○だと思います。」という表現。
たとえば、読者が思っていることや調べたい内容を予想して文章を進めていく場合、「よく切れるノコギリを知りたい人は大勢いると思います。」という使い方は、読者に共感するという意味なので問題ありません。
しかし、「このノコギリはよく切れるのでお勧めできると思います」という文は相応しくありません。なぜなら、読者はその商品の価値を知りたい訳で、個人の感想を聞きたい訳ではないからです。そもそもノコギリって切れるのが当り前ですよね。
この場合、「このノコギリはよく切れると多くの高評価レビューがあり非常にお勧めです」または、「このノコギリはよく切れると評判でとてもお勧めです」などの言い切った文章にします。
あまり多用するのはお勧めしませんが、「○○と言われています」といった群集心理を使うのも一定の効果があります。また、「100人中90人の人が良かったと言っています」のように、統計や確率などを利用して説得力を高める方法もあります。
また、同じような意味の文章でも、書き方次第では読む人にとって効果が変わる文章があります。
- 今なら特別価格(○○%OFF)でご提供
- 今すぐ買わないと明日から値上げされます
- 毎週日曜日はタイムセール実施中
このように文章の使い方次第で売上が変わることも多いので、文章に一ひねり加えたセールスライティングを書くことを心がけましょう。
ブログ記事の締め方
ブログ記事の締め方は読者に強い印象を残し、次回も訪れてもらえるような工夫をすると良いでしょう。
ブログの最後のまとめ文の書き方は、記事の内容についての総まとめとして、本文に対しての補足から中心に書いていきます。
テレビアニメでよくある手法である「次回予告」や、「このような記事を書いています」のような文を付け加えるのも効果的です。読者に期待させたり興味を持ってもらうような工夫をしましょう。
また、高い実績や得意な物事を題材にした自信がある記事に関しては、ここで個人の感想を入れるのも信頼性を上げる要因になります。
例えば、「元レーサーとして、最も安全性の高いスタッドレスタイヤのメーカーはどこか?と聞かれると、やはりブリジストンだと思います」など。
最後の締めの文に関しては、他の部分に比べて自由度を上げて書いても問題ありませんが、できるだけ読者が再訪してくれるような締め方をしたいところです。
SEOを意識した読者ファーストな記事を書こう!
今回は、超初心者向けの記事の書き方とSEOについて少し触れてみました。
言葉の使い方次第では、意味は大きく変わるのが日本語の怖いところであり、面白いところでもあります。
一度自分の記事を何度か読み返してみて、該当箇所があるようなら修正してみると成約率が上がるかもしれません。
筆者も定期的に過去の記事を何度も読み返し、10回、20回とリライト(記事の修正)を行っています。
もし、SEOで検索順位が上がらない場合は、言葉の使い方を見直してみるのも良いと思います。
世の中には、ブログ運営で、数百万、数千万と大金を稼いでいる人は大勢います。しかし、数百万稼いでいる人も、始めたばかりの頃はほとんど収益が発生しない日々が長く続いた経験をしています。
では、なぜ稼げるようになったかと言えば、諦めず継続し続けたからです。10万円程度なら運やタイミング次第で稼ぐことはできることもあります。しかし、それはただのまぐれ当たりなだけで持続性はありません。
よって、継続し続けてきた様々な成功体験の積み重ねがブログで大金を生み出すトリガーとなります。
もちろん目標は大きい方が良いです。しかし、5万円稼げない人が100万円稼ぐことは到底無理に等しいですから、まずは目の前の5万円を稼ぐことを目標にブログを書いていくいくと、無理なく継続していけるでしょう。
今でこそ筆者も安定したブログの収益がありますが、未経験からスタートし、トライアンドエラーを繰り返して苦労してきた経験があります。
もしかしたら、この記事を読んでくださった方々の不安要素を解消してあげられていないかもしれません。
けれど、過去に散々苦労したことさえ忘れてしまうほど、軌道に乗った時のブログ運営は魅力溢れるものです。
本記事を参考にしていただき、少しでも成約率が上がることを期待しています。