副業と言っても、ブログ運営を始めとしたインターネットビジネスの他に、本業以外にアルバイトをするなど様々な形態がありますが、サラリーマンが副業を考える理由は、本業に対するネガティブな要素が多いのも事実です。
特に、30代~40代のサラリーマンにとっては、役職手当もないのに責任ある仕事に就かされているといった、評価と対価が見合わないという現象が起こっている企業も珍しくありません。
上司からはどんどん仕事を落とし込まれ、同時に部下の教育まで行わなければならず、体力面はもちろん、精神的にもかなり消耗している方も多いのではないでしょうか。
- 給与などの待遇に不満がある
- 仕事内容に不満がある
- 職場の環境に不満がある
- キャリアアップの機会が少ない
- 将来に不安がある
現在の収入または将来の収入についてや、体力的な不安など、転職を考えている方も多いと思います。
自分のやりたいことがあり、収入の増加が期待できるなど、少しでもポジティブな要素がある転職なら良いです。
しかし、すべての人が好条件で転職できるとは限りませんから、時には妥協をしなければならない場合もあります。しかし、無理して転職するより副業を始める方が良いことの方が良いことも多いです。
本記事では、副業をするのか転職をするのかのタイミングと、サラリーマンに人気な副業について解説していきます。
転職を決めるタイミングは副業の収入が安定してからでも遅くない
貯蓄や財産に余裕がない状況で転職するには、当然のことながら多くのリスクがあります。
ここで賢い選択ができる人は、副業を考えると思います。本業の収入に不満がある場合や、将来に備えて収入を増やしたい場合は、給料アップに期待ができない本業で消耗するより、副業に挑戦する方がメリットは大きいです。
特に、30代や40代のサラリーマンの方々は、住宅や車のローン、子供の学費や保険料などで固定費の支出額が大きい世代ですから、節約するよりも収入を増やすことを優先させたいものです。
とはいえ、副業と言ってもすぐに収入に結びつくのは、アルバイトと考えるのが一般的です。
仕事が終わった後や休みの日に一から新たに違う仕事を覚えるのは、精神的にもかなり消耗するものです。よって、ブログ運営などの自宅でできる仕事がお勧めです。
サラリーマンに人気な副業
副業とひと口に言っても多種多様な稼ぎ方がある中で、特に人気なものは、時間を有効活用できるパソコンを使った在宅ワークが人気です。
では、パソコンを使った在宅ワークにはどのようなものがあるか見ていきましょう。
動画編集
動画クリエイターから案件を貰って編集を代行する仕事です。
- 主な案件の受注先:CrowdWorks
- 一案件に対しての報酬額の目安(初心者):1,000~30,000円
- 動画編集ソフト
- 動画編集が可能な高スペックなパソコン
ウェブライター
ウェブライターは主にメディアから記事の執筆代行を請け負う仕事です。
SEOライティングやコンテンツに応じた専門知識を必要としますが、初心者向けの案件も多く、未経験者でも挑戦することができます。
- 主な案件の受注先:CrowdWorks
- 一案件に対しての報酬額の目安(初心者):500~5,000円程度
- パソコン(低スペックでも可能)
- コミュニケーション能力
ブログ運営
アフィリエイトは、自身で運営するブログで広告代理店から取得した広告を紹介し、その売り上げの一部を報酬として受け取る仕事です。
- 主な案件の受注先:A8.net
- 一案件に対しての報酬額の目安(初心者):10~30,000円以上
パソコン・スマホ(低スペックでも可能)
文字起こし
文字起こしとは、音声や動画の内容をテキストに書き起こす作業です。
作成されたテキストは、会議の議事録や動画の字幕などに使われます。
- 主な案件の受注先:CrowdWorks
- 一案件に対しての報酬額の目安(初心者):1,000~3,000円
- パソコン(動画ファイルを扱うためある程度のスペックが必要)
- タイピングスキル
ブログ運営は低投資でできる副業
ブログ運営は、労働時間の延長ではない
ブログ運営は、自分のペースで作業を進めることができるため、労働時間の延長ではありません。体調が悪い時や疲れている時は、無理をせず休むことができます。
ブログ運営は、対人によるストレスが少ない
ブログ運営は、組織で行うようなプロジェクトではなく、人に合わせる必要がありません。そのため、対人によるストレスが少なく、他人に影響されずに作業を進めることができます。
ブログ運営は、将来性がある
ブログ運営は、スキルや経験が身につけば、本業や副業として収入を増やすことができます。また、将来的に独立や起業につなげることも可能です。
自分の好きなことを仕事に
本業で叶えられないことを実現したい場合は、その準備段階として、ブログ運営などのスモールビジネスから始めてみるのが現実的です。
キャリアアップやスキルアップをしたい
本業では得られないスキルや経験を身につけたい場合、副業を始めて収入が安定するまでは、本業を続けながら副業に取り組むのがよいでしょう。また、自分の好きなことを仕事にしたい場合は、本業で収入を得ながら、副業で経験を積むのもひとつの方法です。
日本人の多くは、会社の給料以外の収入を怪しむ傾向が強く、まだまだブログ運営を含めたインターネットビジネスに嫌悪感を持つ人々が多いのも確かです。
ビジネスの根本は、資本家が自身の財産を増やすためにお金を払って人(従業員)に代行してもらうという単純な仕組みです。
インターネットが進化した恩恵により、かつて人を雇って行っていた作業がパソコンやスマートフォンに置き換わり、従業員を雇う必要がなくなりました。
その結果、資本家から仕事を貰わずに、個人がブログ運営などの小規模ながら収益性の高い仕事が可能になったのが、インターネットビジネスの基本です。
転職と副業は同時に行わない方が良い
副業を成功させる方法は、本業を持っている状態である程度心と体にゆとりがあることが最低条件です。
副業と転職を同時に行うと、両方に十分に時間を割けず、どちらも中途半端になってしまう可能性があります。まずは、どちらか一方に集中して取り組んだ方が、より良い結果を得られるでしょう。
転職と副業は分けて考える
副業で十分な収入を得るのは、簡単なことではありません。副業で収入を得ることを考えつつも、本業の収入がなくなるリスクを考えて、ある程度の貯蓄はしておきましょう。
副業を始めてすぐに転職を決めてしまうと、以下のデメリットがあります。
- 副業で収入が安定していないため、本業と副業の両立が難しくなる
- 副業で得たスキルや経験が十分に身についていないため、転職先で活躍するのが難しい
副業をする時間を作る
時間というものは与えられるものではなく、自分で作るものです。
朝の30分だけなど、決まった時間に作業をしたり、帰宅後すぐにビールを飲むのを少しだけ我慢して、1時間だけ集中して作業するだけでも、1年後に見る景色は相当変わります。
たとえ残業がある会社でも、ブラック企業でない限り、適切な時間管理を行うことで少しずつでも結果が付いてくるはずです。
副業と転職を同時に行わない
社内でプロジェクトの重要なポストに抜擢されたとか、近々大きな昇進が期待できるような辞令が出た場合は、副業よりも本業に集中した方が良いでしょう。
しかし、将来についての不安や会社に期待できないなどの、ネガティブな要素が少しでもあるなら、転職や副業などを検討した方が良いでしょう。
例えば、毎月80時間以上の残業や休日出勤が当たり前という会社なら、そんなブラックな会社は副業を考えるより真っ先に転職することをお勧めします。
思考が停止している状態では副業なんて当然できませんし、最悪なケースだと退職という選択すらもできなくなる恐れがあります。
副業一本で生活することを考えない
副業を始めて収入が安定するまでは、本業を続けながら副業に取り組むのが良いです。また、副業で得たスキルや経験を活かして、本業でキャリアアップやスキルアップを目指すのもひとつの方法です。
具体的には、以下のステップで転職を検討するとよいでしょう。
- 副業を始めて、一定の収入を得られる状態にする
- 副業で得たスキルや経験を整理する
- 転職先の候補を探す
- 転職先と面接を行う
副業と転職は、どちらも人生の大きな決断です。慎重に検討して、最適なタイミングで決断するようにしましょう。
安定感のある本業に副業の瞬発力を加えるのがベスト
当メディアでは、サラリーマンが副業で月に5万円の副収入を得るための手段として、ブログの収益化の方法を詳しく紹介しています。
30代や40代の世代のサラリーマンと言えば、社内ではある程度役職が付いている人も多いと思います。
しかし、現状の給料に満足していますか?
サラリーマンの年収の上限は1200万円程度と言われています。ただ、それは一部の限られた人に過ぎず、特殊な能力と運を持った大企業で活躍する人が大半で、我々のような凡人が中々到達できる数字ではありません。
したがって、無理な理想を追いかけるよりも、「副業」というもう一つの給料袋を持つことで、トータル的な収入アップを目指すのがお勧めです。
昇給しないなら会社を利用しながら副業で補填する
昇進しているのに給料が上がらないのは良くある話で、優秀な人ほどその罠に嵌りやすいものです。
なぜなら、給料の決め手となる評価は、社内の人事だけで決めていることが多いからです。
一部の部署が足を引っ張っている会社は当たり前にあって、一途に頑張って自分だけ成績を上げても全体の業績が悪ければ昇給はしません。
昇給しないのであれば、無駄に努力して時間を浪費するより、会社から給料をもらいながら副業をするという路線を考えてみても良いでしょう。
ブログはグーグルと世間が評価する
副業としてのブログ運営は、グーグルの評価(SEO)+読者の満足度が収益の根本で、言わば世間が評価するものです。
社内という狭い組織の中で評価を奪い合いうこともありませんし、無能な上司のつまらない武勇伝や、やる気のない部下の愚痴を聞くなど、一銭にもならない無駄な時間を過ごすこともありません。
ブログで収益を得るのは決して簡単なことではありませんが、サラリーマンと違って、ブログなどのインターネット副業の収入は青天井です。(将来的な期待値としてはインターネット副業の方が上です。)
アルバイトよりもブログの運営を勧める具体的な理由
もちろん、ブログ運営は副収入を得る手段のひとつに過ぎず、仕事が終わった後のコンビニのレジのアルバイトや、休日に引っ越し屋さんのアルバイトなど、自分の時間を有効利用して副収入を得る方法はいくらでもあります。
しかし、労働型の報酬って、単純に労働時間の延長であって、残業や休日出勤をしているのに過ぎません。
休日など疲労回復のための時間を売っているだけに過ぎず、体力だけでなく精神的にもかなり消耗することになります。
アルバイトは基本的に時給制ですが、1時間や2時間だけの求人なんてそれほど多くないですから、3時間とか4時間とかといったシフトで勤務すると思います。
通勤時間なども入れると、本業が終わってからさらに別の職場で4時間働くのは結構大変ですから、その時間を自宅でできるブログ運営に充てられるのなら、体力的な面ではかなり温存できます。
ブログ運営は、アルバイトのようにシフトが決められることもありませんし、誰かが休んだ代わりに出勤や残業をするなどのイレギュラーで勤務時間が変わったりすることもありません。
本業が休みの時は自宅で一日中作業を行うこともできますし、スマホがあれば通勤中の電車の中でも記事を書くことができます。
病気や怪我をした場合のリスク
体力を使う仕事や、深夜帯など睡眠時間を削ってアルバイトをする場合は、病気や怪我など、万が一体を壊してしまった場合の保証は一切ありません。
副業だけでなく本業まで休まなければならなくなった時の不安が常に付き纏います。
身体を使わないアルバイト(在宅ワークなど)
身体を使わないアルバイトといえば、主に在宅ワークなどが挙げられます。
在宅ワークは、簡単なアンケートへの回答から、記事の出稿などといった少し専門的な知識が必要なものもあります。
案件を受けるにはクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトを利用するのが一般的です。
初心者には厳しいイメージですが、何度か案件をクリアしていくことで報酬単価は上がっていくので、根気よく作業を続けていくことができる人に向いている仕事です。
また、記事出稿の経験は、収益化ブログの運営のスキルも自然と身についていくため、自分のメディアを立ち上げる際にも役立ちます。
ブログ運営は自分のペースで行える
ブログ運営の良いところは、組織で行うようなプロジェクトではないため、人のペースに合わせる必要がなく、自分のペースで作業を進められるところです。
そして、万が一病気や怪我をした場合でも、ノートパソコンやタブレットがあれば、自宅療養中や入院先の病院内でも仕事ができます。
対人によるストレスはほぼゼロですし、体調が悪かったり疲れた時は自由に休めます。もちろん調子の良い時には集中して頑張ることも可能です。
ただし、自分のペースでできる分、スケジュールはすべて自分で決める必要があるので、計画性を持って作業を進めていく必要があります。
【まとめ】30代40代のサラリーマンが副業をするか転職をするかを決めるタイミングはいつ?
サラリーマンが副業をするのか転職をするのかのタイミングは、人によって異なります。自分の現状や目的をしっかりと把握し、最適な選択をすることが大切です。
しかし、副業と転職を同時に行うと、両方に十分に時間を割けず、どちらも中途半端になってしまう可能性があります。まずは、どちらか一方に集中して取り組んだ方が、より良い結果を得られるでしょう。
副業で収入を増やしたい場合は、収入が安定するまでは、ある程度本業に依存しつつ副業に取り組むのがよいでしょう。転職するのは副業が安定してからでも遅くありません。
いずれにしても、自分の現状や目的をしっかりと把握した上で、最適なタイミングで決断することが大切です。
副業をしながら転職をする具体的なタイミングは、本業を頑張れば頑張るほど所得の合計額が低くなる場合です。
もちろん、転職先は残業が限りなくゼロに近い企業を選ぶことが絶対条件です。
本記事では、以下の点に注意しました。
- 副業と転職を同時に行うことのリスク
- 副業と転職の目的別に、それぞれのタイミングについて
- 結論として、自分の現状や目的をしっかりと把握した上で、最適なタイミングで決断する
30代や40代のサラリーマンが副業をするのか転職をするのかのタイミングを決める際に、この記事が参考になれば幸いです。