ブログ初心者が一番最初に悩むのはブログのジャンル選びだと思います。
ブログの収益化を目指す以前に、ジャンルすら決まっていない、または稼げるジャンルを探している内は、どれだけ頑張っても稼ぐことはできません。
では、ブログのジャンルとはどのように決めると良いのでしょうか。
本記事では、初心者でも戦えるブログジャンルの決め方と、例として初心者でも戦えるジャンルを5つ紹介します。
初心者でも戦えるブログジャンル5選
初心者でも戦えるブログジャンルとは、需要が高まってきているけれど、まだ参入者がそれほど多くないジャンルです。
そのようなジャンルは穴場キーワードと呼ばれ、競合が少ないため、初心者でもGoogleで上位表示させられる可能性が高く、収益が期待できるジャンルとなります。
穴場のジャンルは他にも無数に存在していますが、例として以下の5つを解説します。
- 害虫害獣駆除
- 盆栽
- 鯉養殖販売
- ヴィーガン向け食品サービス
- 農業漁業体験サービス
害虫害獣駆除
害虫や害獣の駆除は、昔から人々にとって大きな問題であり、今後も需要が続くジャンルです。
代表的な害虫・害獣には、ゴキブリやネズミといった衛生に悪影響を与えるものや、スズメバチやシロアリのように、素人では対応が難しく緊急性の高いものが含まれます。
こうした場合、駆除業者への依頼は即決されることが多く、仲介料や報酬が高くなる傾向にあります。また、ライバルが少ないため、比較的稼ぎやすいジャンルでもあります。
- 飲食店勤務経験者
- 駆除業者の利用経験がある人
- 衛生害虫や害獣など生き物への知識が豊富な人
盆栽
盆栽は、樹木や植物を鉢植えで育て、自然の美しさを小さなスケールで再現する日本の伝統的な芸術です。時間をかけて植物を剪定し、針金で形を整えることで、自然の大木や風景を表現します。
最近では、果物や苔玉、ドライフラワーのように乾燥させて、手入れを必要とせず飾るだけのものもあり、よりカジュアル化してきたことも若者や外国人受けする要素となっています。
ブログ戦略としては、Amazonや楽天のアフィリエイトを活用したり、盆栽の専門業者に直接問い合わせて案件を得る方法があります。盆栽はニッチなジャンルですが、今から始めればGoogleで上位を狙える可能性が高く、お勧めのジャンルです。
- 植物育成の知識が豊富な人
- 器などの陶器に詳しい人
- 伝統芸術に興味関心が強い人
錦鯉養殖販売
錦鯉は、19世紀初頭に新潟県で生まれた観賞用の鯉で、もともとは食用として飼育されていたものから、色の変異がある個体を選び育てたのが始まりです。
錦鯉は鮮やかな色や美しい模様が特徴で、「泳ぐ宝石」として高く評価されています。アジアやヨーロッパ、アメリカなどなど国外での注目度も上昇しており、高価なものでは数百万円値が付くこともあります。錦鯉の養殖は動物取扱業などの資格や、許可、届出なども必要ないため、国内では錦鯉養殖業への関心も高まっています。
養殖に必要な知識、卸しルートなどの仲介や、土地などの不動産関係の案件も今後期待される分野ですから、大きな収益となる可能性も秘めています。
- アクアリウムに精通している人
- 不動産業の知識経験がある人
- 養殖場への取材など積極的に営業ができる人
ヴィーガン向け食品サービス
ヴィーガンは動物を一切利用せず生きるライフスタイルで、健康のために植物のみで生きるベジタリアンとは違い、最終的に人類すべてがヴィーガンになることを目的としています。したがって、ベジタリアンよりヴィーガンの方が食へのこだわりが強く、食品サービス関連ではより収益が期待できるジャンルです。
各ASPでも案件の取り扱いが複数ありますが、まだ未開拓な部分も多く、これから伸びていく可能性の高いジャンルです。
専門的な食への知識はもちろん必要ですが、動物愛護などのヴィーガンに寄り添った内容の発信を行うことで、より報酬を獲得しやすくなるでしょう。
- 栄養学を学んだ経験がある人(栄養士など)
- 調理業務経験者
農業漁業体験サービス
ブログでのアフィリエイトプログラムを活用すると、地方の体験サービスや地域密着型のプラットフォームを紹介し、報酬を得ることができます。
地方自治体では、移住者に対して新築住宅への補助金や医療費の無料化などのサポート制度が充実しており、中には長期定住者に土地や家を無償で譲渡する制度もあります。
しかし、過疎地への移住にはリスクもあるため、地域ごとの移住支援制度や、体験プログラムをしっかりとリサーチし、正確な情報を提供できることが重要です。
情報の正確性や新しさが、読者からの信頼につながります。まずは農業や漁業の体験サービスを紹介して報酬を得る方法がおすすめです。
- 農業漁業経験者
- 田舎に住んでいる(住んでいた)人
- 観光業の経験がある人
- リサーチ力と文章力の高い人
趣味を実益に変える考え方【ブログジャンルの決め方】
趣味や特技から実益を生み出すことって実は意外と容易で、稼げるといわれているジャンルを追いかけるよりも、自分の知識や経験から洗い出すのが最も有効な方法です。
まずは、自身の知識や経験をリストアップすることから始めましょう。
①自分がリソースを割いてきたことを洗い出す(知識や経験の棚卸しをする)
誰でも時間やお金を使って取り組んできた物事って、一つや二つくらいありますよね。
その中で自分が頑張ってきたことや、趣味などをいくつか思い出してみましょう。
趣味を活かす
自分が趣味で長年楽しんできたもの、例えば、ガンプラでも良いですし、ゲームとかでも良いです。
ガンプラを作るには、接着剤や色を塗るための塗料や、エアブラシ、塗装ブースなどの機材などが必要ですよね。それを言語化しブログで紹介することで収益化が可能になります。
過去の経験
これといって思い当たるものがない人は、学生時代まで遡って考えてみてください。部活や進学、就職など必ずあるはずです。
いくつでも良いので、その中から印象に残っているものをリストアップしてみましょう。
②市場調査を行う
知識や経験の棚卸しをして、自分が得意なものを見つけたら、実際にその分野で調査をしてみましょう。
オンラインマーケットプレイスを利用する
例えば、ハンドメイドが趣味なら、オンラインマーケットプレイス(ヤフオクやメルカリなど)をチェックして、どのような商品が売れているのかを確認します。
もし興味のあるジャンルで売れているものがあれば、悩んでいる時間はありません。すぐに始めてみましょう!
市場価値を調査
自分の趣味が市場でどのように価値を持つかを理解することが大切です。たとえ良いブログを作っても、アフィリエイト案件がなければ収益化は難しいです。
似た趣味を持つ人たちがどのような商品を利用しているかを調べ、その商品に対して自分がどのように付加価値を加えられるかを考えましょう。
③ブランド化する
ブランド化とは、自分の趣味や特技をプロフェッショナルな形で発信することで、読者の信頼度を高めていくことです。
文章力を高める
ブランド力を高めるには、読者の心を引き付ける文章力と、誠実さが大切です。一つの商品に対して良い部分だけを紹介するのではなく、リスクも紹介した上でより良い使い方など、読者に寄り添った内容を発信します。
実演する
ある商品を紹介したい場合、その商品に対しての使い方や利用者の感想など、様々な角度からリサーチをすることで網羅性を高めることができます。
最も説得力のある方法は、自分で商品を使ってみた過程をレポートすることです。
例えば、自分が軽自動車に乗っている場合、いきなり大型SUVについての記事を書くよりも、SUVに乗っている人に取材するか、自分でSUVを試す方が信頼度が高くなります。とはいえ、自動車などの高額な商品は実際に試すのが難しいですから、試乗車やレンタカーを利用するのも良い方法です。
重要なのは、実際の商品そのものよりも、経験を発信することです。
趣味がないなら本業を活かそう
仕事から帰ってきたらご飯を食べて風呂に入って寝るだけ。そういう人って結構多いです。このご時世ですから、趣味に時間やお金を掛けられないって人も多いですよね。
休みの日は寝て過ごしているなど、趣味や特技がどうしても思いつかない人は、自分の本業について発信すると良いでしょう。
人間国宝とかなら別ですが、世の中に自分しかしていない仕事などは存在しなないでしょうから、同業者やこれからその仕事に携わろうとしている人に情報を伝えるイメージを持って発信していくことです。
本業を活かす具体例①(資格取得)
本業を活かしたブログで最も収益性の高いものは、資格の取得案件です。
代表的な例をいくつか挙げますが、他にもまだ多くあるので、ASPの広告案件を探してみましょう。
- TOEIC
- 宅地建物取引士(宅建)
- MOS(Word、Excel、Powerpointスキル証明)
- ファイナンシャルプランナー
- 社会保険労務士(社労士)
- 調理師
- 薬剤師
- 塾講師
- ボイラー技士
- 不動産鑑定士
企業は即戦力を重視する傾向が強く、資格が有利に働くのは新卒よりも転職時です。ですから、資格を取得したいと考えている人の多くは、ある程度社会人を経験している20代後半~30代の世代の人たちです。
資格取得に関しての案件は、各ASPで豊富に取り扱っているので、そのような人たちにアプローチすることで成約が取りやすくなります。
とはいえ、ニッチなジャンルではないため競合もそれなりに多く、本業の知識をどれだけ記事で表現できるかがポイントです。
本業を活かす具体例②(転職)
自分が携わっている業種への就職または、異業種への転職についての発信がメインになってきます。
転職は競合が多く、かなり難易度が高いジャンルですが、自身の成功例や失敗例などの独自性のある内容を発信できるかが一つのポイントです。
とはいえ、転職案件でうまく成約が取れなくても、資格取得案件への導線を繋ぐことで収益を生み出すことは可能なので、記事の内容をより細分化してよりターゲットを絞った戦略を練っていきましょう。
本業を活かす具体例③(人間関係)
人間関係が良好な会社って実はほとんど存在しません。
会社という組織で動いている以上、必ず人に対しての「不満」は発生します。
人間関係の問題については、問題を抱える本人がどのように解決できるかが焦点となるため、単純に転職などといった方法が良いというわけではありませんが、読者にとって最も負担が少ない方法で解決へ導くのが収益化へのポイントです。
案件としては、転職・退職代行などが挙げられますが、当事者はあまり問題視したくない傾向もあるため、より楽に相談できるココナラなどのプラットフォームを紹介するのも良いでしょう。ココナラはカウンセラーなどが在籍しているため、相談するきっかけを作る意味ではお勧めできる案件です。
ブログで稼ぐ方法はアフィリエイトだけではない
ブログ=アフィリエイトと考えられがちですが、決してそうではありません。本来、ブログは企業が商品の紹介や販促のために使うものです。アフィリエイトでは、ブログ運営者が特定の商品を紹介する記事を書き、販売数に応じて報酬を得る代行業のような仕組みです。
長くブログを運営していると、企業から記事の執筆を依頼されることもありますし、定額で広告枠の提供を求められることもあります。
企業案件
企業が商品開発をする際に重要視している販促は、自社メディアでの紹介だけでなく一般ブロガーへ依頼するケースも多くなっています。
特定の知名度があるブロガーだけでなく、無名でも現在進行形で伸びているブログには「広告掲載の依頼」などといったメールでの問い合わせが来ることがあります。
もちろん企業にメリットがなければ短期で終了しますが、売り上げに貢献することができれば、掲載期間の延長や単価交渉などにも応じてくれるため、一件の案件だけでアフィリエイト収益を大幅に超えることもあります。
自社商品の販促
ブログよりもYouTubeの方が稼ぎやすい?
YouTubeとブログの違いは、修正のしやすさです。YouTubeでは、一度アップロードした動画は修正できず、やり直すには削除して再アップロードする必要があります。一方、ブログは記事の修正が簡単にできるため、人気が出ない動画を量産するよりも、ブログで記事をリライトする方が効率的です。
ジャンルにもよりますが、チャンネル登録者が10万人を超えるような大きなチャンネルでない限り、労力を考えればYouTubeだけでブログ収益を上回ることは難しいです。
ブログジャンルの決め方【まとめ】
本記事では、初心者に向けたブログジャンルの決め方を5つの例にして紹介しました。
趣味が多い人にとってはチャンスと言えますが、無趣味の人でも何かしら他人より詳しかったり、過去に経験したことの中で他人があまり経験していない物事があったりすると思います。
もちろんニッチなジャンルが多くなってくるので、100万円単位などと大きな金額を稼ぐことは難しいですが、5万や10万円の利益程度で企業が参入するメリットはないため、個人が戦っていける隙は十分にあります。
最後に要点をまとめます。
- ブログジャンルはニッチなほど個人が稼ぎやすい
- 趣味を実益に変える手段はアフィリエイトだけではない
- ブログの成長は大きな収益を生み出す可能性を秘めている
趣味としてブログを書いている人も多いと思いますが、その気軽に書いているブログが将来大きな収益を生み出す可能性を秘めています。
これからブログで収益化を目標に頑張りたい人はもちろん、現在すでに無料ブログなどで一定のアクセスがある人は、ぜひサーバーをレンタルしてワードプレスでブログを立ち上げてみてください。
数年後には毎月5~10万円の安定収入を得られる可能性もありますよ。